ごあいさつ

石灰石は、我が国で産出する数少ない資源の一つであり、全国に幅広く分布しております。

当田川地区に於いても、香春岳に代表される様に石灰石が多く産出しており、猪位金村(現田川市)沿革史によると『石灰は本村内に於ける重要産物にして年々の生産甚だ大なり。将来宜しく改良を加へ益々生産の大ならん事を計るべきなり』という様に、石灰を中心とする産業が栄えてまいりました。

この様な背景のもと、1941年位登産業株式会社が設立され今日に至っております。

この間、生石灰につきましては、1974年にNo.1メルツ式重油焼成炉を建設し、その品質は、高純度、高反応性であり、然も安定していることが、需要家各位より高く評価されております。

更に1977年にはNo.2メルツ式重油焼成炉も稼動に入り、益々その安定度を高めることになりました。

また消石灰につきましても、1975年より常圧式連続消化装置が稼動し、生石灰同様安定した品質の良さが、好評を頂いております。

今後も、安定供給はもとより、品質の更なる向上の為、社員ともども研鑽を重ねる所存でございます。

何卒、なお一層のご指導お引き立てを賜わりますようお願い申しあげます。


位登産業株式会社  
代表取締役社長 中村 義道